ピックルボールとは

「ピックルボール」という言葉を耳にして、どんなスポーツだろうとワクワクしていませんか?

このスポーツは、テニス、バドミントン、卓球の要素を融合させた、まさに「いいとこ取り」のような魅力を持っています。

年齢や運動経験を問わず、誰もがすぐに楽しめるところが、世界中で人気が爆発している最大の理由です。

ピックルボールの基本ルール

ゲームの進め方|基本3ステップで覚えよう

ピックルボールは、テニスコートを少し小さくしたようなコートで、ネット越しにボールを打ち合うラケットスポーツです。

基本的なルールはシンプルで、初めての方でも3つのステップで簡単に理解できるでしょう。

まずは、サービスの打ち方と、得点が入るタイミングを把握することが、ゲームを楽しむための近道になります。

ステップ説明
① サービスネットの対角線上のコートに、アンダーハンドでワンバウンドさせて打つ
② ラリー(ダブルバウンスルールサービスとその次の返球は、必ずワンバウンドしてから打たなければならない
③ 得点サービス権のある側が勝った場合にのみ点が入る

特に「ダブルバウンスルール」は、試合を白熱させる重要な鍵となります。

ピックルボールのコートには、「ノンボレーゾーン(キッチン)」と呼ばれる、ネット際を挟んだエリアが存在します。

このエリアは、ゲーム展開において非常に重要な役割を果たします。

ネット際の攻防を有利に進めるためには、このキッチンのルールを理解しておくことが不可欠です。

  • ノンボレーゾーン(キッチン):ネットから約2.13mのエリア
  • キッチンルール:このゾーン内では、ノーバウンドでのボールの返球(ボレー)が禁止されています

サービスが入った直後の「ダブルバウンスルール」と、この「キッチンルール」が、ピックルボールを特徴づける二大要素と言えるでしょう。

道具が気になる|パドルとボール

ピックルボールを始めるにあたり、どんな道具が必要なのか気になりますよね。

このスポーツ特有の用具として、「パドル」と「ボール」が挙げられます。

  • パドル:木製やカーボン製などがあり、軽量で操作しやすいものが人気です
  • ボール:穴の開いたプラスチック製で、風の影響を受けやすいのが特徴です
パドル

特にパドルは、卓球のラケットよりも少し大きく、テニスのラケットよりもコンパクトで扱いやすいのが特徴です。

自分のプレースタイルに合ったパドルを選ぶことが、上達への近道になる可能性があります。

パドルは、素材や重さによってボールの「弾き」や「コントロール性」が大きく変わる傾向があります。

ピックルボールの道具で、もう一つ特徴的なのが、穴がたくさん開いたプラスチック製のボールです。

このボールは、通常のテニスボールなどに比べて空気抵抗が大きく、予測不能な動きをすることがあります。

風のある屋外コートでは、このボールの特性が試合の流れを大きく左右する可能性があり、その「気まぐれさ」もまた魅力の一つです。

ボールの種類特徴使用される場所
屋外用ボール固めで、穴の数が少なめ屋外のコート
屋内用ボール柔らかく、穴の数が多い屋内の体育館など

コートの環境に応じてボールを使い分けることで、より質の高いプレーを楽しむことができるでしょう。